ししよしよしの生き物イラスト記

生き物を中心に、ワクワクしたものを描いています。水彩、色鉛筆、水性ペンなどを使用。

旅のお供に『旅をする木』

今週のお題「○○の秋」

私は読書の秋。

 

旅をする木』をハワイ旅行に持っていき、飛行機の中で読みました。厳しいアラスカの自然の中で生きる人々を、アラスカに魅せられた写真家が丁寧に描いたエッセイ集。

 

丁度良いサイズと重さ。

旅に持っていく本を選ぶとき、重さ・大きさは大切な要素。文庫本で、あまり大きくない。

 

そして、読みやすい。

短い文章が集まっているので、中断しやすい。

平易な言葉で書いてあるので、読みやすい。

風景の描写や、エスキモーの民話や、生活の様子の描写が中心なので、頭を悩ますことがないので、待ち時間に読みやすい。

 

でも、心に響く。

著者は真摯に自然と向き合っている。生きている者は、誰しも自然を排除して生きていけない。遠く、見たことのない場所のお話でも、自分の中の自然に訴えかける何かを感じる。

旅から帰って、何かが変わったように思える旅になりました。

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旅のお供に、おススメです。

星野道夫旅をする木文藝春秋、1999