ししよしよしの生き物イラスト記

生き物を中心に、ワクワクしたものを描いています。水彩、色鉛筆、水性ペンなどを使用。

鹿みたいなウシ

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タツンガ

動物園に行ったら鹿がいた、と思ったらウシの仲間らしい。

アフリカの沼地に住む、シタツンガという。シタツンガを知らなかったので、ファンタジーに出てくる架空の動物のような感じがして、不思議な感じ。

 

もしゃもしゃとご飯を食べていた。毛がふぁふぁ〜としていて、触ってみたくなる。

ペン画でふわぁ〜とした感じを出すのは思ったよりも難しい。

オスには捻れた角があり、若い頃は白い縞模様が背中にある。

私の見たシタツンガのオスは、体色はほぼ黒で、縞模様もうっすらとしかなかった。

 

敵に追われると水の中に逃げ込み、泳ぎが得意らしい。泳いでいるところも見てみたいものだ。

 

旅の途中に『アルケミスト』

今週のお題「○○の秋」

引き続き読書の秋。

 

旅のお供にぴったりな一冊。

アルケミスト 夢を旅した少年』

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人生では、思いがけなく上手くいくことってあると思う。私の場合は、大学4年生の時に起きた。

就職氷河期の真っ只中、応募してもどうせ内定は貰えないんじゃないかなと半ば諦めていた。けれど、ふと気になった妙に惹かれる会社にエントリーシートを一枚送ったら、何万倍の倍率を潜り抜けて採用された。

別段、私には何か取り柄があった訳でもなく、その分野に今まで興味があった訳ではなかったが、何か気になるところがあって送った一枚で人生が変わった。入社してから苦労することは多かったが、この会社で学んだことはとても大きく、感謝してもしきれない。

頑張った訳でもないのに、自然と扉が開くような瞬間。思いもしなかった何かと何かが、カチリと噛み合う瞬間。

 

アルケミスト』では、「前兆に従うこと」「宇宙の全てが協力して実現するように助けてくれる」と表現している。

 

スペインの平原にいた羊飼いの少年の冒険譚としても読めるし、人生において大切なことを言葉にして教えてくれる虎の巻でもある。忘れかけていた、本当の夢を気づかせてくれる。

 

自分の心との対話。自然との対話。見えない力との繋がり方…こう言うと、スピリチュアルに思われるかもしれないけれど、自然の中に一人たたずむと感じる当たり前のことでもあるように思う。街で暮らす私たちにとっては自然は遠くなってしまったけれど、どんな人工物も自然から生まれてきた。地球上の全てのものは、どこか遠くの星が爆発した塵から出来ている。

 

数年前、大好きな会社を私は辞めた。あの時も、何か感じるものがあり、辞めたくはなかったが辞めた。

本当に大切なものが何かは、自分の心しか知らない。ある日、自分の心が、自分では思ってもみなかったことを言い出すかもしれない。でも、その時キチンと心の声に耳を傾け、勇気を持って決断する必要がある。

 

充実して働いていた会社を辞めて、本当に良かったのかは死ぬまで分からない。そんなこと考えても仕方のないことだし、自分の心が決めたことだから正しいことだと思う。

 

この本は、人やものと出会うなかで学ぶ、言葉に表せない部分を一粒一粒拾い上げて、上手くお話にまとめ上げていると思う。

 

私の旅と、少年の旅が出会うことで、化学反応が起きたように思う。どこか、心の迷いのようなものが漂って曇っていたところがあったけれど、今はクリスタルのように鮮明に見通せるようになった。

 

あらゆる旅の途中に読むのに最適な本だとオススメする。

 

パウロ・コエーリョアルケミスト 夢を旅した少年』角川文庫、1997

 

 

旅のお供に『旅をする木』

今週のお題「○○の秋」

私は読書の秋。

 

旅をする木』をハワイ旅行に持っていき、飛行機の中で読みました。厳しいアラスカの自然の中で生きる人々を、アラスカに魅せられた写真家が丁寧に描いたエッセイ集。

 

丁度良いサイズと重さ。

旅に持っていく本を選ぶとき、重さ・大きさは大切な要素。文庫本で、あまり大きくない。

 

そして、読みやすい。

短い文章が集まっているので、中断しやすい。

平易な言葉で書いてあるので、読みやすい。

風景の描写や、エスキモーの民話や、生活の様子の描写が中心なので、頭を悩ますことがないので、待ち時間に読みやすい。

 

でも、心に響く。

著者は真摯に自然と向き合っている。生きている者は、誰しも自然を排除して生きていけない。遠く、見たことのない場所のお話でも、自分の中の自然に訴えかける何かを感じる。

旅から帰って、何かが変わったように思える旅になりました。

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旅のお供に、おススメです。

星野道夫旅をする木文藝春秋、1999

 

薔薇一輪

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薔薇を一輪。

人がものを見る時って、そんなに鮮明に隅々までクリアに見えていない。眼球にはクリアな像が入ってきていても、心に届いて認識できる頃には、ボヤけて、背景と花も混ざり合っている。

心に移ったまま描くのならば、華やかな印象の「綺麗だなぁ」ということが一番本当だと思った。

プレシオサウルスの子ども

『首長竜の水槽』

水族館に行った体験をもとに、描きました。

古代の生物にも会えたら良いのにという思いを込めて。

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水槽の中の生き物も、こちらをジッと見つめています。

青い水槽の中をクルクルと泳いでいて、この子についてもっと知りたいなと思いました。

水槽のガラスはこちらの光を反射して、水槽の中を覗いていたのに、はっと自分の姿が目に入る。

水槽の中のこの子も、私と同じで興味津々にこちらを見つめてる。

こちらが手を伸ばしたら、鼻面を近づけてきた。

水槽の中のこいつも、ワクワクしてるのかな?

 

 

なんもりアートまつりに足を運んでくださった皆様ありがとうございました。

【告知】なんもりアートまつりに出展します

2019なんもりアートまつりに出展します!
原画を3点出展する予定です。


7月20日(土)から25日(木)ギャラリーほたるアートさんにて開催です。


いろんなジャンルの作家さんの作品が見られます。オリジナルグッズ販売や体験イベントもあるそうです。是非ご来場ください。
※ししよしよしのグッズ販売予定はありません。


【場所】ギャラリーほたるアート
大阪府大阪市北区天神西町4-18
※23日から25日は天神祭のため、周辺の交通規制や混雑などが考えられます。ご来場の際はお気をつけください。


【最寄駅】
大阪天満宮駅・南森町駅 徒歩5分


【期間】
7月20日(土)から7月25日(木)の6日間
7月20日〜23日 10:00-19:00
7月24日・25日 10:00-20:00


【入場料】無料


【ししよしよし在廊予定】
無し(どこかで行く予定ですのでお会いした時は、どうぞよろしくお願いします)

 


皆さまお誘い合わせの上、お気軽にご来場ください。

 

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